お子さんにとっては、食事も教育の一環。食事の楽しさや好き嫌いなく食べることの大切さを覚えることも必要でしょう。こちらのページでは、富士宮市の歯医者「さくら歯科クリニック」がお子さんの食事の際に気をつけたいことや、歯によい食材をご案内します。お子さんの食育にお役立てください。
お子さんの成長にとって食事は欠かせない要素の1つ。さらに、「規則正しく食べる」「きちんと味わう」「一緒に食べる楽しみを知る」といった食事の楽しさ、大切さを学ぶことで、食事の機会がよりよいものとなるでしょう。
健康のためには食事のリズムも大切です。決まった時間に、決まった量の食事をとるなど、規則正しい食事が、食べることの喜びにつながります。
食事の1番の楽しさは、食べ物を味わうことでしょう。味覚で味わうのはもちろん、目で見て、臭いをかいで、歯ごたえを感じて……五感すべて味わうことでおいしさより強く感じることができます。
一人で食べるよりも、誰かと食べた方がおいしく感じるものです。食べることだけでなく、一緒に食べる人とのコミュニケーションをとることも大切です。和やかな雰囲気の中、楽しく食事できるといいでしょう。
歯をきれいにする食べ物には、食物繊維によって歯の汚れを落とす「直接清掃性食品」と、唾液の分泌で食べ物の停滞と口内の酸性化を抑える「間接清掃性食品」があります。
直接清掃性食品 ・・・ 梅干し、酢の物など
間接清掃性食品 ・・・ にんじん、ごぼう、セロリなど
歯は常にカルシウムを取り込み、歯質を強くしています(これを再石灰化といいます)。カルシウムを含む食品を摂取することで、再石灰化を助ける効果があります。
カルシウムを含む食品 ・・・
干しエビ、煮干し、イカナゴ、ワカサギ、ひじき、わかめ、昆布、海苔、チーズ、牛乳、ヨーグルトなど
ビタミンAは歯の表面のエナメル質を強化する働きがあり、ビタミンCはエナメル質の内側にある象牙質の形成を支える働きがあります。
ビタミンA ・・・ にんじん、パセリ、海苔、わかめなど
ビタミンC ・・・ 海苔、パセリ、芽キャベツ、ケール、ピーマン、レモンなど
健康のためにはバランスのとれた食事が大切です。しかし、小さなお子さんは好き嫌いが多く、嫌いな食べ物は避けてしまいがち。がんばって食べられるように親御さんが調理の際に工夫してあげるといいでしょう。
食材を細かく刻んだり、すり下ろしたり、見えない状態にしてから、ハンバーグやチャーハンなどに混ぜると気が付かずに、無理せず食べられます。
お子さんが好きな味付けにすれば、嫌いな食べ物もがんばって食べてくれるかもしれません。カレー味や照り焼き味などお子さんの好きな味を試してみてください。
サクサクおいしい揚げ物はお子さんにも人気。かき揚げやコロッケなどに食材を混ぜてから揚げれば、嫌いな食べ物も気が付かないため、抵抗なく食べられます。
以下のような食べ物は、虫歯の原因になりやすいため注意が必要です。
虫歯になりやすいおやつ | 虫歯になりにくいおやつ |
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フッ素やカルシウムなどが含まれている食べ物は、歯を丈夫にする効果があるとされています。これらが含まれている食材やおやつを積極的に取り入れるようにするといいでしょう。
例)
ヨーグルト、カルシウムウエハース、煮干し、チーズ